道路整備事業

(昭和35年度~昭和49年度)
昭和50年3月事業廃止

昭和35年当初,東葛中部地区の道路のほとんどが未改良(砂利)道路でした。しかし,改良工事までは手が届かず,一部では人力による路面整備が行われていましたが,道路延長1,660キロメートルの作業は,人力のみでは不可能な状況でした。
この問題の解決を図るため,東葛中部地区綜合開発協議会が道路整備事業の立案計画を行い,機動性を有する建設機械(モーターグレーダー)による路面整備を実施するための団体を設立することになりました。協議会を構成する3市1町による一部事務組合設立の申請を千葉県知事に行い,東葛中部地区総合開発事務組合が発足しました。そして共同で建設機械を使用し,道路整備事業を進めていくことになりました。

火葬場事業

平成7年建替え・・ウイングホール柏斎場

昭和36年当時,関係市町における火葬場施設は,柏市及び流山町において単独市営の火葬場を経営していましたが,急増する人口に伴い火葬場の使用件数も増加していました。このため,2市町の施設の老朽化が進み,処理能力は限界に達していました。そこで,組合として近代的,衛生的な施設を設置することになり,位置の選定に苦慮しましたが,環境のよい利根川畔に設備,処理能力に優れた火葬場が完成しました。これにより関係市町の葬祭の簡素化はもとより,住民福祉の増進と環境衛生の改善に寄与しました。
 平成7年には住民ニーズ,特に葬儀形態の変化に対応するため,式場を兼ね備えた新たな火葬場(ウイングホール柏斎場)を完成させ,より一層グレードの高いサービスを提供できるようになりました。

伝染病事業(昭和38年度~平成10年度)

平成11年3月事業廃止

昭和38年当初,組合を構成する市町は,伝染病隔離病舎の施設を有していなかったため,患者発生の都度,松戸市立病院の伝染病舎へ依頼していましたが,患者発生件数の増加により,病舎の使用許可等については困難を極めていました。そこで,環境衛生の向上と伝染病発生に広域的に対応するため,伝染病事業を開始しました。

知的障害者支援施設事業(昭和57年度~)

平成26年度~指定管理者(PFI事業による建替含)に委託                       (みどり園みどりの家

昭和40年代後半頃から柏市を始め,各市町が福祉政策に力を入れ始め,研究会をつくって活動していました。昭和52年になると「地域の中に福祉を」という声が,手をつなぐ親の会を始め,地域の関係者から高まり,昭和53年10月に東葛中部地区綜合開発協議会へ事業化の依頼を行う運びとなりました。これらの動きを受けて,昭和55年に事務組合の規約が変更され,昭和57年6月1日にみどり園が開園となりました。